論理学で一番はじめに読むべき本『入門!論理学』おすすめ理由3つ

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この本はこんな人におすすめ
・「論理的」って何?と思っている
・論理学の勉強を手軽に楽しく始めたい
・なるべくかんたんな言葉で論理学、ロジカルシンキングを学びたい

いちばんやさしい論理学の本「入門!論理学」の紹介

論理学を学ぶメリット

ロジカルシンキング、論理的思考、大事だとよく言われますよね。

論理的思考が身につけば、以下の効果があると言われています(諸説あります)

・問題解決しやすくなる
・伝える力(会話、プレゼン、文章など)
・デマに流されにくくなる

どれも、ビジネスで大切なことばかりですね。
ビジネスパーソンは問題解決を効率的にしたいし、
プレゼン、交渉、メールでのやり取りも上手くなりたい。

日常生活においても、論理は大切です。

論理的に考えることで、
詐欺・誇大広告を目にしても「よく考えたらこれ、おかしい」と判断することができます。
誰も遭いたくない詐欺に、遭う確率を減らすことができます。

なので書店に行けば、
ビジネス書の棚にはロジカルシンキングや、論理的思考のハウツー本が多く並べられているのです。

『入門!論理学』は誰にでもおすすめできる論理学の基本

論理学の本は良書も多いです。
しかし、ビジネス向けに特化しているものもあり、
ビジネスパーソンでない方は参考にならないページが多いこともあります。

そこで、万人におすすめできるのがこの本。
どんな人にもおすすめできる、論理学の基本の本です。

今回は、野矢茂樹先生の『入門!論理学』を紹介します。
論理学の本でいちばんやさしく、論理学の基本のことが書かれています。

『入門!論理学』はこんな本

わかりやすくて、おもしろい論理学 超入門

著者 野矢茂樹先生について

『入門!論理学』の著者野矢茂樹先生は、立正大学の教授で、専攻は哲学です。
『哲学の謎』(講談社現代新書)や『哲学な日々』(講談社)など、哲学に関するも出版されています。

論理学の本はこの本以外にも出されています。
わたしは最近『論理トレーニング101題』(産業図書)を読み始めました。
『入門!論理学』に比べはるかに難しい内容ですが、解き応えがあります。

おすすめポイント①記号なし、専門用語なしのやさしい論理学入門書

「論理学」、難しそうな響きですよね。

入門書と呼ばれる本の中には、
「ある程度学力があって、新しい学問に手を出したい人向け」な本も少なくないのです。
そういった本は、これから勉強しようとする人に敷居が高いものです。

しかしこの『入門!論理学』は、
日本語の小説やエッセイが読めるなら問題なく読める難易度になっています。
本を読みなれているなら中高生からもおすすめできます。

入門の第一歩ではあるけれども、同時に、ここは何度でも立ち戻ってこなければならない論理学の核心部分なのです。

野矢茂樹.入門!論理学.中央公論新社.2022,p iv

話し言葉のような文章で書かれているので、エッセイを読むような感覚で読めます。
野矢先生がユーモアあふれる文章で説明されます。

おすすめポイント②図によるまとめもあり、理解しやすい

著作権の都合で図そのものは載せられませんが、
箇条書き、図、絵などがところどころ配置されていて、
読者が視覚的に理解しやすくする工夫が施されています。

おすすめポイント③登場する命題論理は5つだけ 基礎的な要素を深く丁寧に

この本に登場する論理は大きく分けて
「否定」「かつ」「または」「ならば」「すべて」「存在する」の6つです。
(言葉の意味が分からない方も、これらの言葉については本の中で詳しく説明されています)

本の厚さ自体は他の新書と変わらないくらいです。
新書の厚さで説明される命題論理が6つというのは、少ないように感じるかもしれません。

少ない分、説明は濃厚です。
さらに、これらの命題論理は、論理学で基礎の基礎にあたる部分です。
入門書であり、論理学の核の部分に迫る内容

全体図と、初歩的な内容を学べる、入門に最適の一冊です。

この記事を書いた人

・読んだ本の数→年間ざっと200冊
・ジャンル関係なく読みます
・超人見知り
・本当におすすめしたい本を厳選。
ときどき好きな文の引用もつけて紹介しています
雑記
→https://bookwormforest.com/category/others/zakki/

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