みなさんは、文章を書くとき、
「この文章は間違ってないかな?」と悩むことはありませんか?
わたしもこうやって文章を打っていると、
これは正しい日本語化どうか、と悩んで先に行けなくなるときがあります。
書き直し・添削をするときに、なにか基準になるものはないかと本棚を探していたら、
よさそうな本があったので、紹介させていただきます。
今回紹介するのは『悪文』という本です。
これを読めば文章の見直しがやりやすくなります。
『悪文』はこんな本
どんなときでも"使える"文章本
『悪文』は、国語学者岩淵悦太郎教授をはじめとした言葉のプロたちが、
世の中の「悪文(よくない文)」を例に、「どうすればよいか」を説く本です。
この本、実は1960年代から支持されているロングセラーです。
長い時代を経ても書店に並ぶ確かな評価を受けているので、安心して読むことができます。
「悪文」の内容も古い時代のものが多く、
文章も今書かれるビジネス書のような書き言葉よりやや堅めですが、
手書きでも、デジタルでも、どんな文章にも応用が利きます。
平素文章を書きなれていない人々にも、文章を書かなければならない機会がふえて来ている。その結果として、世間に現れる文章が必ずしもきちんとしたものとは限らないのであろう。
岩淵悦太郎.悪文 伝わる文章の作法.KADOKAWA.2022, p.3
そんな、いつの時代も基本になる文章術がかかれた文章術本なのです。
また、角川ソフィア文庫として出ている文庫本なので、
手元に置いていつでも読み返しながら文章に取り組むことができます。
必読「悪文を避けるための五十か条」を有効活用
『悪文』には、振り返り、索引につかえる「悪文を避けるための五十か条」があります。
これは本文内で説かれた文章術の鉄則を一覧にして、ページ数を書いたもので、
これが振り返りに便利なんです。
索引にもなって、見返しやすくて便利だよ
先にこちらの一覧を見てから、知りたい項目の詳細を本文で確認する、という使い方もできます。
もちろん本文から頭から読んでも大丈夫です。
まとめ
この記事のまとめ
・添削に一冊あれば便利な文章術本
・いつの時代も古びないロングセラー
・「悪文を避けるための五十か条」で知りたいことが早わかり
よりよい文章を書きたいと思う人は、ぜひ読んでみてください。
私も読み返して「悪文」から卒業したいな